BeatmaniaIIDXでぶち当たる壁を破壊するための記事

こんにちは。堀井です。

このはてブロアカウントは数年前金枠或帝とりたての頃、良い気になって攻略記事を書こう!と思い立って作成したのですが、記事作成途中に追加された最新回がどうしても通らなくて更新が途絶えててウケました。 あと、普通に記事内容がスベり散らかしてたのですべて非公開と相成りました。インターネットタトゥーには気を付けよう!

 

さて、今回はBeatmaniaIIDXについての記事になります。初めに断っておくと、筆者はこのゲームそこまでうまくないです。(SP中伝、☆12難100こくらい) うまい人からすると間違った内容も含まれる可能性があります(ので記事内容のご指摘は大歓迎です!)。

この記事の対象は☆11触りはじめ~☆12にランプが少しつく程度、段位でいうと6段~9段くらいが想定されています。このあたりが多くのプレイヤーにとってビートマニアを遊んでいて初めにぶつかる壁であり、スルスルと成長することができずに苦しむ期間だと思います。筆者自身、10段取得後12のイージー埋めが思ったように進むようになるまでは、何をやってもうまくならないんじゃないかと非常に苦しい思いをしました。しかし、試行錯誤しながらクレジットを重ねてある程度知見が集積してきて、やってればいつか押せるようになるだろう、と確信できるくらいにはこのゲームについて理解が深まりました。後に続くプレイヤーたちが、この苦しい期間を少しでも楽しみながら上達して欲しい、と筆を執った次第です。この記事がビートマニアなんもわからんになって闇に飲まれている初中級者の助けの一つになれば幸いです!

 

・認識の話(縦認識⇒横認識)

はじめに、横認識の話をします。これから☆11と戦っていくためには、今までの譜面の認識の仕方とは違った方法を習得する必要があります。横認識についてはこちらの記事で非常に事細かに解説されているので、全員熟読してください。内容をざっと要約すると、縦認識はノーツの集合をあるまとまりに区切って捉える認識方法で、横認識は"その瞬間"にどの鍵盤にノーツが降ってきているか、にのみ注力して認識する方法といえます。いうまでもなく、我々はほかの多くの音ゲーでは自然に縦認識優勢の譜面の認識方法を採っています。記事中でも触れられてるとおり、元来人間の知覚機能は縦認識するようにできており、ビートマニアでも自然とそのように認識してしまうと思います。しかし、☆11以降ある程度密度が出てくる譜面になると、譜面をかたまりごとに認識するにも密度が濃すぎて”かたまりの切れ目”をうまく設定することが困難になってきます。これがビートマニアにおいて縦認識が弱いひとつの原因です。認識の追いついていない譜面がFASTまみれになる人は、この”かたまりの切れ目”を設定できず認識した端から押すしかなくなっていると考えられ、かなり縦認識優勢の譜面の見方をしているといえます。

さて、この横認識の習得方法ですが、正直かなり大変だと思います。いままでなんとなくかたまりで捉えていたものを1ノーツ1ノーツバラして認識し直す訳ですから、負荷が急増するのも想像に難くないと思います。個人的には、こちらの記事

の3章、「目押し」の項で触れられている、

目押しと言っても実際に判定ラインを見て押しているわけではありません。具体的には、「ノートがこの位置を通った瞬間に押すとピカグレになる」という透明な判定ラインを見つけ、そこを横一列に見て目押しするようにしています。

 この感覚が実感に近いかなと感じています。かなり感覚的な話でやりながら掴んでいくしかないです。初めから完璧な横認識をしようとすると単位時間あたりに認識できるノーツ量が極端に減り、心が折れかねないので、徐々に縦認識から横認識へシフトしていけるといいと思います。

 

 

・脱力の話

最近はYouTube等でランカーがゲーセン配信を行っており、彼らのプレイを鑑賞できる機会が多くなっています。どんなに高密度譜面でもほとんど打鍵音が崩れないのをみると、どれほどの筋力が必要なのかと気が遠くなりそうですが、彼らは(筋力が優れているのはもちろんですが)パワーで押し切ってバチバチ鳴らしているわけではなく、ハンドスピードを高めることでそれを可能にしています。ここからは、いままでの内容とは離れてフィジカル的側面に触れていきます。

これも他機種ではあまり意識することではないですが、ビートマニアでは脱力が非常に重要です。正しい脱力を習得すると、「指を動かして打鍵する→腕を構えている状態に戻す」という打鍵におけるルーチンを非常に高速化できます。打鍵にかかる時間を極限まで短縮することによって、高密度の譜面を捌ききれるようになります。また、脱力により各指の独立性も上がるので、乱ハズレなどの押しづらい配置にも強くなります。

さて、脱力の具体的方法ですが、こちらは先ほどよりさらに感覚的な話になるので、遊んでいるうちに実感を伴って少しずつ身に着けていくしかありません。一応筆者の感覚的な話をすると、

・力むのは前腕まで、手首から先は自重を支えておく以上の力は入れない。

・手首のスナップと同時に手を軽く丸めた状態から開きスナップによる加速を指先で増幅させる感じ。

・打鍵したあとはボタンのバネの反発を利用してホームポジションに腕を戻す。ボタンに触れている時間はできるだけ短くする。

といった感じでしょうか。言語化する上で、間違いなく夥しい量の祖語が発生しているので、必ずこの文章から受ける印象を鵜呑みにせず、自分の感覚とすり合わせながら何度も試してみてください。

 

・さいごに

これだけ攻略論的な顔をしておきながら、具体的な練習方法にはほとんど触れていないことをお詫びします。本当にマジで申し訳ないです。ここまでの内容は、ビートマニアがそこそこ上手くなった人の間に共通してある「ゲームやってるときに何となく考えてること」の紹介の域を出ないと思います。ここからがこの記事で一番大事な内容なんですが、「何となく考えてること」の言語化は最良のパフォーマンスの再現性を高める上で必要不可欠である、ということです。「今日は調子が良かった/悪かった」という再現性ゼロの状態から、「なぜ調子が良かった/悪かったのか」と理屈を与えてあげることで、意図的に調子の良い状態に持っていきやすくすることが非常に大事だと筆者は考えます。このゲームを簡単にうまくなるためには、とにかく「経験値の入るクレジットを増やす」ことだと思います。ゲームセンターで適宜この記事の内容と自分のプレーを照らし合わせ、PASELIとドシドシ経験値に変換していってほしいと思っています。

 

 

 

(以下執筆中)

 

・アップをしろ!という話

・スコア狙いの話(キー音の話)

・フォルダ埋めの話

・本質譜面情報